握力が強ければアームレスリング(腕相撲)も強いんだろうなと思いますよね。
では、実際にアームレスリング(腕相撲)と握力の関係はいかなるものか?
私が見た実際の試合で考えてみました。
握力50kg台vs握力100kgオーバー
これは実際に目の前で見たアームレスリングの試合です。
握力50kg台の方のスペックは、体重約80kgで身長約180cm。
握力100kgオーバーの方のスペックは、体重約60kg?で身長約160cm。
いざ試合、「レディーゴー」の合図とともにお互いフルパワーです。
アーム台の中央で力が均衡し、5・6秒後にお互いの手が弾けていました。
(アームレスリングの試合でよく見るやつです。)
今度は、手が弾けないようにストラップをして、仕切りなおしです。
ストラップをしたらもう解けません。あたりも緊張に包まれ、再び「レディーゴー」の合図。
勝負は一瞬でした。
なんと、握力50kg台の人が勝ってしまいました。
体格も違えば、リーチの長さも違い、それぞれのストロングポイントも違います。
ストラップもしていたので、単純に握力どうこうは言えないかもしれません。
まぁ、そんなこと言い出したらキリがないので、ツッコまないでくださいね。(^_^;)
ただ今回は、【アームレスリング(腕相撲)の強さと握力は直結する? 】というテーマなので、私が実際に見た、握力差がある二人の勝負を引き合いに出させてもらいました。
ストラップをする前の勝負でも、100kgオーバー(吊り手)の人の手のほうが、先に剥がれていたように見えました。
今回の対決では、握力計の数値が倍近く離れていようが、【握力の強さはアームレスリング(腕相撲)にはさほど関係ない。】ということになりました。
アームレスリング(腕相撲)に握力は必要ない?
では、握力なんて鍛えなくても良いの?
そんなことはありません。
握力があればあるほど良いのは言うまでもありません。
ただ、握力=アームレスリング(腕相撲)の強さではないというだけです。
アームレスリングは、腕力の勝負と思われがちです。しかし、卓上の格闘技と言われているように、机の上で全身の力を使い勝負をします。
前腕(リスト)、上腕筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、肩、広背筋、胸筋、インナーマッスル、脚力など。握力もそのうちの一つです。
一口に握力と言っても、いろいろな種類の握力があるので紹介します。
握力の種類
- クラッシュ力
- ものを握りつぶす力
- 握力計で高い数値を叩き出そうとする時に必要な力です。
- ピンチ力
- ものをつまむ力
- 親指・人差し指・中指でグッとつまむように握ると【親指の壁】も意識しやすいですね。
- ホールド力
- 握ったものを保持する力
- アームレスリングで手を組んだ時に相手の手を握り潰すように組むのではなく、組んだ手を開かないように固めるのに必要なのが、ホールド力です。
握力の種類には大きく分けて、【クラッシュ力】【ピンチ力】【ホールド力】この3つがあり、その中でも、腕相撲が強くなるためには、【ピンチ力】や【ホールド力】を高める必要があるようです。
握力=腕相撲ではないかもしれませんが、強くなるためには必要な部位であることは確かのようですね。
安い握力計にはご用心
トレーニングをするにあたり、ひとつの目安になるのが握力計ですね。
つい最近手術をし、10日間ぐらい入院をしておりました。
そして退院した日に握力を測ったら、握力モンスターになっていた。そんな嘘みたいな話を紹介します。
時は遡り、2年ほど前に友人とドンキーホーテに行きました。
トレーニングコーナーで握力計を発見したので、物は試しと握ったら、なんと握力計の数値が【70kg台】を指しているじゃないですか。
握力が70kgといえばリンゴが潰せるぐらいの数値と認識していたので、ドンキーホーテからの帰りにスーパーによって、りんごを買い、近くの公園で握りつぶすことに。。。
グッ、「ミシミシミシ」
リンゴが悲鳴を上げているような感覚が手に伝わってきました。
しかし、なかなか割れない。
時間は計っていませんが、「うおー、うおー」っと力を入れ続けていた、次の瞬間。
「クシャッ」
見事割れたのです。
ついに、「リンゴクラッシャー」になれた。そう思った私は、次の日には握力計を買いに行っていました。。。
家に帰り、測ってみると「40kg台」…「あれ?」…握りなおして、良い記録が出ても「50kg台」…
おかしいと思った私は、握力を測りにジムに…やっぱり、40、50kg台…
店頭に置かれていた握力計は、壊れていたのだと気づきました。。。
あれから2年ぐらい経ったでしょうか…
退院をしたついでに、なんとなく握力計を久しぶりに握ってみました。
ピピピ…「80kg台」いつの間にこんなにアップしたんだと思った瞬間。
昔の記憶が。。。
数日後、何人かの友人にもその握力計を握ってもらったら…
全員が握力モンスターになっていました。
やはり、安い握力計は買うもんじゃないですね…(泣)
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