アームレスリング(腕相撲)にはコツとなるフォームがあります。
コツをマスターすることにより、今まで腕の力だけで戦っていたものが、全身を使い戦えるようになります。
これからお話するアームレスリングのコツは、一部、腕相撲のコツとは関係無いような、足のかけ方なども出てきますが、基本となるコツやフォームは変わりません。
自分の力を100%発揮し相手に勝つために、しっかり覚えて実践しましょう。
アームレスリング(腕相撲)のコツ
まずは、アームレスリング(腕相撲)のコツとなる姿勢のことを箇条書きにしてみます。
- アーム台(机)の前に立ち、勝負する腕の方の足を一歩台の内側に入れ込む。
- アーム台(机)に、腰やお腹をあてる。(隙間をあけない)
- 肘を体の中心に持ってきて、両肩と拳で三角形を作る。(常に拳を見る)
- 肩の高さを下げないようにする。
- 攻める時、守る時、ともに三角形を崩さないようにする。
以上が、アームレスリング(腕相撲)をするにあたっての姿勢のコツです。
こんだけ?…と、思いました?
基本の姿勢はこんな所です。
では、画像を使ってより詳しく説明していきます。
右腕で勝負する場合は、右足を台の内側に入れ、腰やお腹を台にくっつけ(台との隙間をつくらない)、踏ん張りやすい体勢を作ります。
体の中心に肘が来るようにし、両肩と拳で三角形を作るようにし、常に拳を見るようにします。
こうすることにより、腕に体重が乗り、攻めるときも、守るときも全身を使っての攻防が出来るようになります。
セットした時に、拳と肩の高さを確認しましょう。肩が下がると体重が乗らなくなるので注意してください。理想は拳と同じ高さです。
そして、攻める場合も、守る場合も拳から目を離さず、三角形を崩さないようにしましょう。
肘の置き場所。移動のコツ
アームレスリングと違い腕相撲にはエルボーパッドがありませんが、肘を置く位置のイメージや、移動のさせ方のコツはアームレスリングと同じですのでしっかり覚えておきましょう。
アームレスリングのルールでも紹介しましたが、アームレスリングではこのエルボーパッドから、肘が浮いたり、落ちたりした場合はファールとなり、ファール2回で負けになります。
エルボーパッドを、より有効に使うために肘を置くポイントが有ります。
右手の場合は、パッドの右前(青丸)にセットし、「ゴー」の合図で、脇を絞るように肘を赤丸に移動させながら、拳を反対の肩につけるようなイメージで倒します。
パッドの前方に肘を置くのは、引きしろを残すためです。
「ゴー」の合図で一気に自分の肘を引き、脇を締めて力を出しやすくすると共に、相手の腕を伸ばし、力を出しにくい状態にします。
引く際に、自分の拳と肩の間隔が開かないように肘を引きましょう。肘を引いたのは良いが「自分の腕が伸びてしまう。」というような状況はさけましょう。
腕力の強い相手の場合は、自分の腕が開きがちです。しかし、腕が伸びると力が逃げてしまうので、三角形を思い出し、その形をキープした状態で戦うように心掛けましょう。
アームレスリングの足のかけ方のコツ
基本の足のかけ方は上記で説明したとおり、勝負する腕側の足を一歩前に出し、踏ん張ります。
アームレスリングには、吊り手(つりて)と、噛み手(かみて)という攻め方があります。
後日記事にて詳しく紹介致しますが、それぞれに適した足のかけ方のコツがあります。
吊り手は、組んだ相手の指を剥がす手法で、全身を使い相手の腕を引っ張ります。その為に、勝負する腕側の足を、相手側にある「台の足」にセットし、全身を使って引っ張るというコツが有ります。
噛み手は、組んだ相手の親指を寝かせ力を出しにくくし、自分の力をより出せるように手首を巻き込んで、腕を倒します。その為に、勝負する腕側の足を、自分側にある「台の足」にセットし、「台の足」を蹴るように全身を使って倒していくというコツが有ります。
素直にコツを受け入れる
初心者の方で稀に、慣れていない姿勢ということもあり、
「力が入らない。」
「やりにくい。」
「今までのほうが力が入っている気がする。」
と、自己流を続ける方がます。
気持ちもわかりますが、今より強くなりたいのであれば学ぶ姿勢を持ち、素直にコツを受け入れ実行しましょう。
そうすることにより、勝ってなかった相手に勝てるようになり、より強い相手に勝てるようになります。
アームレスリング自体歴史が長いわけではありませんが、それでも先人がいて、試行錯誤の中、今の形ができています。
今後より良い形ができるかもしれません。が、ベースとなるコツを実践し、プラスアルファで自己流をしていくのが、より良い形にたどり着く道ではないでしょうか?
アームレスリング(腕相撲)のコツ~姿勢編~をしっかり覚え、ともにステップアップしていきましょう。
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