アームレスリングには厳密に定められたルールが有ります。
これらのルールは、互いの力や、技術を発揮し、正々堂々と勝負するために、公正・公平を期すためのものであります。力と力。技術と技術をぶつけ、より切磋琢磨して強くなりましょう。
では、その中でも、まずは基本となるルールをご紹介いたします。
アームレスリングのルール
- アームレスリング台をはさみ、自分の胸が相手に対し正面を向くように構える。
- グリップバーを握る。(競技中は手を離してはならない。)
- エルボーパットに肘を置く。(競技中は肘を離してはならない。)
- 手を組む。(スタートの合図より前に手首を曲げず、手の甲から前腕が水平な状態になるように組む。)
- 相手と組んだ際、親指の第一関節が隠れてはいけない。
- 組んだ拳の頂点が競技台と水平になるように、高さを合わせる。
- 組んだ拳の中心を競技台の真ん中に持ってくる。
- お互いに、組んだ手から拳一つ分以上は顔から離す。
- 号令「ゴー」で開始し、相手の手の甲を競技台のタッチパットにつけたら勝利。
- また、2回のファールの宣言を受けた競技者は負けである。
アームレスリング競技中のファール
- 「レディー」の合図後に手を動かしたり、握り及び指を動かした場合。
- エルボーパットから肘が浮く。(エルボーアップ)
- エルボーパットから肘が出る。(エルボーダウン)
- 競技開始後、わざと握り手を離した場合。
- グリップバーから手が離れた時。
- 自分の両足が床面から離れた時。(片足は可)
- 競技中、腕がからだに触れた場合。
アームレスリング連盟によるルールの違い
基本となるルールを紹介いたしましたが、日本にあるアームレスリング連盟は2団体あります。
当たり前かもしれませんが、2団体でアームレスリングそのもののルールは変わりません。
しかし、大会に出場するにあたっての約束事であったり、体重別区分(体重別の階級)に若干の違いがある場合がありますので、リンクを張っておきます。
ちなみに、大晦日にTVの企画で行われた、ジャイアントキリング【腕相撲世界No.1決定戦】で、ボブサップを倒し、アームレスリングを知らない世間の方にも一躍有名になった日本人でアームレスリングの世界チャンピオンの金井義信選手。
この金井義信選手は、JAWAに在籍している選手です。
アームレスリングと腕相撲のルールの違い
日本における認知度で言えばアームレスリングよりも、腕相撲のほうが圧倒的に有名ではな無いでしょうか?
学校や職場の休憩時間に腕相撲をして、お互いの力比べをよくして遊んだりしていたものです。
机に肘を置き、互いの手を握り、「ゴー」の合図とともに相手の甲をを机につけたら、勝ち。
そういった大まかなルールに違いはありません。
違うのは腕相撲にはグリップ・エルボーパット・タッチパットが無く、机の上なら自由に肘を動かせるといったところです。
腕相撲にも、連盟がありますので興味のある方は覗いてみてください。
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